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自分の英会話なのに落ち着かない…なんて。

血液中を勢いよく流れていくホルモンは、ほかのホルモン、あるいは細胞の微調整を行なう。 ここで話題にするのはいわゆる性ホルモン、または性ステロイドと呼ばれるもので、エストロゲンとアンドロゲンが中心である。
エストロゲンにはいろいろな種類があるが、なかでも注目を集めるのはエストラジオールだ。 アンドロゲンにも何種類かあって、テストステロンがその代表格になる。
エストロゲンは女性ホルモン、テストステロンは男性ホルモンと考えてもよいが、実際は男も女も両方を分泌している。 ちがうのは量で、男の体内にあるテストステロンは女の約10倍だし、女は男の10倍近いエストロゲンを分泌する。
女性の体内でエストロゲンを作るのはおもに卵巣であり、男性は精巣でテストステロンの大部分を作る。 男性のテストステロン量は1日のうちで変動し、最大で1.5倍の開きがある。
いちばん少ないのはお昼ごろだ。 ジャングルでも会社のオフィスでも、男は目標が目の前にあるとやにわに立ちあがる。
いっぽうエストラジオールの周期はもう少し長く、1ヶ月のなかで満ち干きがある。 ただしこちらはなまやさしい変化ではない。
エストロゲンの量は排卵前後にピークに達するが、増えかたはなんとひと月で、6.5倍から49倍という推計もある。 男性の脳のなかでは、アロマターゼという酵素の助けで、テストステロンがこのエストラジオールに分解される。

L・Sたちの実験では、ホルモンが及ぼす攻撃性以外の影響がいくつも明らかになった。 ホルモン注射を受けていた3ヶ月間、女の子は引きこもりがちになった。
ひとりになりたがり、部屋にこもってドアを閉じ、かまわないでと言う。 つまりホルモンは孤独を誘う物質かというと、いっぽうで異性との距離を狭める役割も果たしたりして、私たちをいっそう混乱させる。
ホルモンを投与された男の子たちは、性的な想像や夢精の回数が増え、女の子に触ったり、セックスした子もいた。 女の子もエストロゲンを浴びると、性的な想像にふける回数が増え、ネッキング経験者も出てきた。
ただし女の子は、男の子に比べると想像のままで終わることが圧倒的に多い。 しかしこうした変化や新しい行動を、成長途上にある脳の微小な構造と結びつけるのは至難のわざだ。
それがたやすい話ではないことは、A・AとTを見ればすぐわかる。 Uでホルモンを研究しているAは、実験室の奥に置いた大きな鳥かごで一羽の元気な小鳥を飼っている。

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